2023/03/24 10:12
かずのこふぁーむでのクレステッドゲッコー、ガーゴイルゲッコーの飼育方法を説明します。
こちらの2種は多少特徴の違いはあれど、同じ飼育方法で飼育できるため、まとめて説明いたします。
何か不明な点があればお気軽にお問合せください。

目次
・クレステッドゲッコーの基礎データ
・ガーゴイルゲッコーの基礎データ
・飼育設備、管理方法
・特記事項
〇クレステッドゲッコーの基礎データ
学名:Correlophus ciliatus
英名:Crested gecko
和名:オウカンミカドヤモリ
分布:ニューカレドニア本島南部、パイン島および周辺の島
全長:約20㎝程度
寿命:10年~15年程度
生息箇所:森林
生態:樹上棲
食性:肉食傾向の強い雑食性。昆虫、果実、花の蜜など
活動時間:夜行性(稀に日光浴を行う)
〇ガーゴイルゲッコーの基礎データ
学名:Rhacodactylus auriculatus
英名:Gargoyle gecko
和名:ツノミカドヤモリ
分布:ニューカレドニア本島南部
全長:約25㎝程度
寿命:10年~15年程度
生息箇所:やや開けた森林
生態:樹上棲だが地表に近い所にいる
食性:肉食傾向の強い雑食性。昆虫、果実、花など。共食いもする。
☆飼育下では専用フードのほうが昆虫類よりよく食べる傾向にある
活動時間:夜行性(稀に日光浴を行う)
☆趾下薄板が小型でガラス面などに張り付くのは苦手
上記の基礎データを元に飼育設備、管理方法を考えていきます。
〇飼育設備、管理方法
・飼育ケージ
飼育ケージは個体サイズに合わせたものを使用します。
ベビー~ヤング:グラテラナノかプラケース中
ヤング~アダルト:グラステラリウム3045かプラケース大
広すぎると世話がしにくく、狭すぎるとストレスとなるので個体に合わせて用意してください。
・床材、ケージレイアウト
床材は完全に好みです。
どの床材も一長一短ありますのでお好みの床材を見つけてください。
うちで使用しているのはエキゾテラ デザートソイルです。
糞の水分を吸着し固めて捨てやすくしてくれます。
誤飲しづらく見た目もよく、管理しやすいです。
ヤシガラ、土などを使用する場合は土食いからの窒息死にご注意ください。
クレスは驚いたりした拍子に口を開けて床材に突っ込み、土を食べてしまいます。
シェルターは素焼きのウェットシェルターがオススメです。
湿度維持が優秀なのでぜひ使ってあげてください。
床材を敷き、ウェットシェルターを設置したら止まり木を入れます。
ケージ内に斜めに入れられるサイズの流木を用意してください。
ガーゴはあまり壁面に張り付かず流木などを好みます。
クレスは壁面にも張り付きますが、フロッピーテール防止のため入れてください。
フロッピーテールについては後述します。
丁度よさそうな流木をサイト内で販売予定ですので、手っ取り早くほしい方はしばらくお待ちください。
あとはお好みでポトスやフェイクグリーンを入れてあげるとおしゃれに飼育できるかと思います。
植物を入れる場合は葉をよく水洗いし薬剤を落としてから入れてください。
また、植物育成用にライトが必要となります。
・温度
27度程度が適温と思います。
30度を超えてくると突然死をする個体が出てきますので夏場は気を付けてください。
23度以下になるようなら保温をします。
壁面の一部にパネルヒーターを張り付けるのがオススメです。
冬眠をさせる場合は不要です。
・湿度
湿度〇〇%という値はあまり気にしないでください。
自分で快適な湿度の場所へ移動するので大丈夫です。
ウェットシェルターを使用していれば高湿度の場所は確保されます。
ここには常に水があるようにし、水飲み場を兼用とします。
そして1日1回、最悪3日に1回はケージ内に霧吹きをしてあげます。
1日に何度も霧吹きをするのはやめてください。
湿度がある時間、乾いている時間が必要だと思っています。
・餌
クレス、ガーゴは雑食性ですが、専用フードにしっかり餌付いていればフードのみで修正飼育も可能です。
ただ、餌の好みは個体差が激しいため、自分の個体にあった餌を見つけてください。
クレスは昆虫餌もよく食べたりしますが、ガーゴはフード大好きな傾向があります。
フードは純国産のクレスパウダープロが圧倒的におすすめです!
従来の餌と比べ、圧倒的に食いつきが違います。
そんなに食べて大丈夫なの…?ていうくらい食べます。
うちの個体はクレパに完全に乗り換えました…笑
栄養価もきちんと考えられたバランスで配合されており、カルシウムもたっぷり入っていて安心です。
当店でも取り扱っておりますので、ぜひお試しください!
お試ししやすい40g、使いやすい160g、お得な350gをご用意しております。
ウォーターメロンバナナ味は常用使用で。
マンゴーバナナ味は栄養強化仕様!
成長期や繁殖期の生体におすすめです。
もちろん成体への常用使用でも問題ありません。
ウォーターメロンバナナより少し太りやすいかも?
太ってきたな?と思ったら給餌頻度を落としてあげてください。
昆虫餌をあげる場合は個体のサイズに合ったコオロギやレッドローチを使用します。
デュビアはあまり食べてくれませんでした。
餌の頻度はベビーのうちは小まめに、成長するにつれ頻度を落としていきます。
拒食してしまった場合、無理に食べさせようとせずしばらく放っておきます。
しっかりとした体つきの個体であれば、拒食したとしてもある程度は大丈夫です。
1週間くらい食べなくても問題ないため、じっくり待って空腹にさせてあげます。
どうしてもだめな時は、薄めのフードを鼻先につけて舐めさせます。
・サプリメント
昆虫餌をあげる場合はリンの割合が多いため、カルシウムパウダーをダスティングします。
紫外線灯を付けない場合はたまにビタミンD3配合のものを使ってあげるといいかもしれません。
フードについては添加不要です。
必要な栄養素はバランスよく配合されているため、そのまま使用してください。
・紫外線灯
森林で生活する夜行性種のため、基本的には不要と思われます。
稀に日光浴をする姿も確認されているため、余裕があるようなら弱めの物を付けてあげてください。
昼と夜の明暗差がわかるような場所にケージを置いてあげればよいかと思います。
直接窓からの光が当たるような場所はオーバーヒートの原因になるのでやめてください。
部屋のカーテンを閉め切った状態にせず、明るさを取り込んだ部屋においてあげましょう。
☆ガーゴイルゲッコーはクレステッドゲッコーより紫外線要求量があるという記述もあります。
可能であればつけてあげたほうが良いかもしれません。
紫外線灯を使用しない飼育をされている方はカルシウムやビタミンをしっかり取らせましょう。
〇特記事項:クレステッドゲッコー
・尻尾の自切について
クレスは尾を自切すると再生しません。
驚いてパニックになった時やストレスで自切します。
特に寝ているときの大掃除はやめておいた方がいいです(自戒)
出血はせず、切れた尾はしばらくクネクネと動き回り、囮としての役割を果たします。
繁殖を行う場合は激しく嚙みついたりするので、常に自切のリスクがあります。
自切してしまった場合はケージ内を清潔にし、できれば床材はキッチンペーパーなどに。
しばらくそっとしておけば傷口がふさがりちょこっとだけ組織がまるまります。
尻尾がなくても普段の生活、繁殖活動になんら支障はありませんのでご安心ください。
尾切れ個体は安く投げ売りされているのをたまに見ます。
しかし、もし自分の子が尾切れ個体になってしまったとしても、あまり気にしないであげてください。
その子の価値がなくなるわけではいし、切れる時は突然切れる。
そういう生態の生き物であり、自然なことですから。
まぁできれば予防したいですけどね。
・フロッピーテールについて
ケージレイアウトが気に入らなかったり高さ広さがあっていないと、壁面に張り付き頭を下にします。
これが続くと尻尾が90度前方に倒れこむようになり、尻尾の付け根に癖がついてしまいます。
この状態をフロッピーテールといい、手遅れになると完治しないため早めに飼育環境の見直しをしてください。
☆ケージ内に流木を入れたレイアウトにし、壁面に張り付かなくてもよいレイアウトにする。
☆生体に対し少し余裕のあるケージにサイズアップし、快適な位置を選べるようにする。
〇特記事項:ガーゴイルゲッコー
・自切について
ガーゴイルゲッコーはテールイーターと呼ばれるほど、他の生体の尻尾に噛みつき、食べてしまいます。
なるべく同居はさせないようにしましょう。メス同士でも襲い掛かるので単独飼育推奨です。
ガーゴイルゲッコーは尻尾が再生しますが、再生に栄養を持っていかれます。
自切してしまったら、気持ち餌の頻度を増やしてあげます。
・餌について
ガーゴイルゲッコーはフードが大好きです。
フードのみで終生飼育を狙うなら絶対にクレスよりガーゴですね。
なので、昆虫餌をあまり食べません。
コオロギで飼育したい方は、販売元にコオロギを食べるかかならず確認してください。
うちで繁殖したガーゴイルは完全にフードしか食べませんでした。
あとから餌付かせるのは結構大変だと思います。
何度か挑戦もしましたが、うちはコオロギの頭を取って体液を舐めさせればなんとか食い付く、程度が限界でした。