2023/03/24 10:17

かずのこふぁーむでのオニタマオヤモリの飼育方法を説明します。
何か不明な点があればお気軽にお問合せください。

目次

・オニタマオヤモリの基礎データ
・飼育設備、管理方法
・特記事項

〇オニタマオヤモリの基礎データ

学名:Nephrurus amyae
英名:Central rough knob-tailed gecko
和名:オニタマオヤモリ
分布:オーストラリア中部、北部
全長:約12~16㎝程度(メスの方が大きい傾向)
体重:♂ 25~30g程度、♀ 50~65g程度
寿命:10年~15年程度
生息箇所:砂漠、荒れ地の岩場
生態:地表棲
食性:肉食性。昆虫類、小型爬虫類等
活動時間:夜行性(日没後1~2時間が活動のピーク)

〇飼育設備、管理方法

・飼育ケージ
30~45㎝サイズのケージを使用します。
趾下薄板が発達しておらず壁面を登れないため、水槽であれば蓋は不要です。

・床材、ケージレイアウト
床材はデザートサンド、ホワイトサンドなど、爬虫類用の砂系の物を使用します。
オニタマオヤモリは背中に砂をかけて擬態することがあります。
ストレス軽減のため砂系のものを使用してあげてください。
ナメハダタマオヤモリなどと違い、オニタマオヤモリはあまり砂を掘りません。
深く敷く必要はないので、浅く敷いて交換率を上げたほうが良いです。

見栄えでいえばデザートサンドが良いですが、個人的にはホワイトサンドがおすすめです。
デザートサンドは水分で固まる性質が強く、ホワイトサンドの方が扱いやすかったです。
デザートサンドの固まる性質を利用して、高低差を作ったレイアウトなどをするのも見栄えが良いです。(メンテは大変)
厚く敷く場合はホットスポット部(パネルヒーターの部分)を薄めに敷くようにします。

シェルターはウェットシェルターをお勧めします。
オニタマオヤモリは岩場の隙間を住処としているため、過度な乾燥は苦手です。
たまに水を入れてやる程度で大丈夫です。脱皮不全防止にもなります。
乾燥状態の時間も欲しいので、水飲み場を別途用意してください。

・温度
27~30度程度が適温です。
ホットスポットとして、パネルヒーターをケージ1/4ほどに敷きます。
冬場は23~25度程度までは大丈夫ですが、それ以上下げる場合は冬眠させます。

・湿度
基本は乾燥飼育となりますが、前記した通り過度な乾燥は苦手です。
週に1~2回ほどケージ全体に霧吹きを行い、ウェットシェルターに水を入れてあげてください。
ウェットシェルターは水があるとき、ないときを繰り返すようにし、常に湿った状態でなくても大丈夫です。
空気中の湿度を皮膚から吸収しているとの説もありますので、しっかりめに霧吹きをします。
水飲み場から水を飲まない個体も多くいるのですが、一応水飲み場は常に用意してあげてください。

・餌
昆虫類の活餌であれば大体食べますが、コオロギがオススメです。
基本的には活餌となりますが、稀にピンセットから食べる個体もいます。
ピンセットに慣れさせられれば、冷凍コオロギやピンクマウスなども使用できます。
グラブパイなどの人口フードはあまり食べてくれませんでした。

・サプリメント
カルシウムパウダーをダスティングします。
活餌なのでガットローディングをしてあるとなお良いです。

・紫外線灯
夜行性種のため不要ですが、昼夜の明暗差がある環境にケージを置いてください。
直接窓からの光が当たるような場所はオーバーヒートの原因になるのでやめてください。
部屋のカーテンを閉め切った状態にせず、明るさを取り込んだ部屋においてあげましょう。

〇特記事項

・吐き戻しについて
オニタマオヤモリは食欲旺盛でよく食べるのですが、食べ過ぎると吐き戻します。
個体差もありますが、全体的に消化能力が低い傾向にあると思います。
ジャイミルや羽コオロギなどは吐き戻ししやすいです。
意識して消化しやすい餌を与えましょう。
レオパのノリで餌を与えるとダメです。
腹8分目を意識して与えるようにしてください。
糞を確認したら次の餌を与えます。
吐き戻しを確認したら2日ほど日を置いてから少量を与えます。
オニタマの餌やりは吐くか消化するかのチキンレースです。
ただ、丈夫な種でもあるので多少吐き戻しても問題はありません。
吐き戻ししながらでもなぜか大きくなっていくたくましいヤモリです。
☆参考に、うちではヤング個体はコオロギSM4~5匹、アダルト個体はコオロギL3~4匹など…
個体差も大きいので肌感で覚えていってください。